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キンクマハムスターの特徴 ― 名前の由来・性格・ゴールデンとの違い

淡い黄金色の毛をしたキンクマハムスターが、木のチップの上に座る様子

キンクマハムスターは、ゴールデンハムスターとは別の種類ではありません。

キンクマはゴールデンハムスターの毛色の一つで、全身が明るい茶色〜クリーム色の毛で覆われた個体が、この名前で呼ばれています。

ペットショップでは「ゴールデン」と「キンクマ」が別々のケースに並んでいることが多く、違う品種のように見えるのも無理はありません。

体の大きさも、必要なケージの広さも、ゴールデンとまったく同じと考えて準備を進めて大丈夫です。

目次

キンクマの正体と名前の由来

キンクマという名前は、学術的な品種名ではなく、日本のペットショップや飼い主の間で広まった呼び名です。

ひまわりの種を前足で持ってかじる、淡い黄金色のキンクマハムスター

キンクマの学名はゴールデンハムスターと同じで、体の大きさ・性質・飼い方は共通です。
違うのは毛色だけで、準備する用品もゴールデン用のサイズで選びます。

「金色のクマ」から来たという説

名前の由来ははっきりしていませんが、「金色で、クマのような顔つき」だからキンクマと呼ばれるようになった、という説がよく知られています。

実際の毛色は金色そのものというより、あんず色(アプリコット)やクリーム色に近い、やわらかい茶色と表現されることが多い色です。

丸い耳と、ふっくらした体つきが合わさると、たしかに小さなクマのような印象になります。

野生にはいない、飼育下で生まれた毛色

キンクマは、ゴールデンハムスターを飼育下で繁殖させる中で定着した毛色で、野生のゴールデンハムスターには見られないとされています。

ペットとして人と暮らすために選ばれてきた毛色であることも、人気の理由の一つと言えそうです。

ゴールデンハムスターが日本で広まるまで

ゴールデンハムスターは、日本には1930年代の終わりごろ、実験動物として持ち込まれたのが始まりとされています。

その後、ペットとして家庭で飼われるようになり、繁殖が重ねられる中で、キンクマのような明るい毛色の個体が人気を集めていきました。

「キンクマ」が日本独自の呼び名として定着しているのも、こうした国内での広まり方と関係していると考えられます。

ゴールデンとキンクマの違いを比べる

同じゴールデンハムスターなので、違いはほとんど毛色に限られます。

キンクマと茶色と白のゴールデンが並ぶ様子。大きさは同じで毛色だけが違う
項目キンクマほかの毛色のゴールデン
種としての分類ゴールデンハムスターゴールデンハムスター
体長・体重15〜20cm前後・85〜150g前後同じ
毛色全身が明るい茶色〜クリーム色背中が茶色でお腹が白、白地にぶち、黒っぽいものなど
性格の傾向穏やかと紹介されることが多い人に慣れやすい個体が多い(どちらも個体差あり)
寿命の目安2〜3年前後2〜3年前後
必要なケージ・回し車床面積60×45cm以上、直径21cm以上が目安同じ

体重がジャンガリアンの3倍前後になる大きさも、人に慣れやすいと言われる性格の傾向も、ゴールデンハムスターの特徴がそのままキンクマに当てはまります。

ジャンガリアンやロボロフスキーといった小型の品種まで並べて比べても、ゴールデン(キンクマ)はペットのハムスターの中でいちばん大きなグループに入ります。

キンクマについてよく聞かれる疑問

キンクマを迎える前に出てくる疑問は、性格・寿命・同居・毛色の呼び名のあたりに集まります。

木の巣箱から顔をのぞかせるキンクマハムスター
キンクマは、ほかの毛色のゴールデンより懐きやすいのですか?

キンクマは「穏やかで人に慣れやすい」と紹介されることがよくあります。

ただ、毛色によって性格が決まるという確かな根拠は見当たりません。

慣れやすさは、毛色よりもその子の個体差と、迎えてからの接し方に左右されると考えておくほうが現実に近いです。

キンクマは長生きすると聞きましたが、本当ですか?

キンクマの寿命の目安は、ほかの毛色のゴールデンと同じく2〜3年前後です。

長生きした例が紹介されることもありますが、毛色による差というより、温度管理や食事、個体差の影響が大きいと考えられます。

キンクマを2匹、同じケージで飼えますか?

ゴールデンハムスターなので、同じケージで2匹以上を飼うのは避けます。

大人になると縄張り意識が強くなり、激しいけんかにつながることがあります。

2匹迎えるなら、ケージも2つ用意します。

毛の長いキンクマもいますか?

います。

ゴールデンの長毛タイプにもキンクマの毛色があり、ふさふさした見た目になります。

長毛の子は床材が毛に絡まりやすいので、ときどき様子を見て取ってあげるお手入れが加わります。

「クリーム」と書かれた子と、キンクマは違うのですか?

どちらも明るい茶色〜クリーム系の毛色で、色の濃さによって呼び名を分けている店もあれば、まとめて「キンクマ」と呼ぶ店もあります。

呼び名の境目ははっきりしないので、名前より実物の毛色で選ぶほうが迷いません。

キンクマの値段と見かける場所

キンクマは国内で人気の高い毛色で、ゴールデンを扱うペットショップならよく見かけます。

透明なケースの中に座るキンクマハムスター

生体の値段は、1,000円台後半〜4,000円前後で見かけることが多いものの、店・時期・毛色の出方や長毛かどうかによって違います。

短い毛のノーマルな毛色のゴールデンと比べると、同じくらいか、やや高めに付けられていることがあります。

値段の違いは、主に人気や入荷の状況によるもので、値段が高いからといって体が丈夫だったり、性格が穏やかだったりするわけではありません。

キンクマを迎える前の準備と、店頭で見るところ

キンクマを迎える準備は、ゴールデンハムスターを迎える準備そのものです。

巣箱・回し車・えさ皿・給水ボトルが整えられた大きなケージの中にいるキンクマハムスター

迎える前にそろえておきたい条件
・床面積60×45cm以上のケージを置ける場所がある
・直径21cm以上の回し車を入れられる
・2匹以上なら、1匹ずつのケージを用意できる
・夜に回し車の音がしても困らない部屋に置ける
・エアコンの風や直射日光が当たらない場所を選べる

ケージは床面積60×45cm以上、回し車は直径21cm以上と、ゴールデン用のサイズを前提に比べていくと選びやすくなります。

この記事で紹介した商品

三晃商会 ルーミィ60 ベーシック C601

三晃商会 ルーミィ60 ベーシック C601
本体サイズは幅62×奥行45×高さ31.5cmで、ゴールデンの目安の床面積にあたる大きさです。
Amazon ¥10,047 / 楽天 ¥11,200

※価格は記事執筆時点のものです。
購入前に最新価格をご確認ください。

この記事で紹介した商品

GEX ハーモニーホイール 21cm

GEX ハーモニーホイール 21cm
静音ベアリング構造の、直径21cmの回し車です。
Amazon ¥1,209 / 楽天 ¥1,733

※価格は記事執筆時点のものです。
購入前に最新価格をご確認ください。

店頭では、毛色の好みとあわせて、目に目やにがないか、お尻のまわりが濡れていないか、毛並みにつやがあるかも見ておきます。

起きている時間帯に、ケースの中で落ち着いて動き回っている子を選ぶと、迎えたあとの環境にもなじみやすいと言われます。

店頭の札が「キンクマ」でも「ゴールデン」でも、そろえる用品は同じサイズです。

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この記事を書いた人

ハムスターの品種ごとの違い・ケージや床材などの用品・餌と日々のお世話・寿命や季節の温度管理を、飼育書やメーカーの公開情報、獣医療に関する公開資料をもとに調べ、比較・整理して発信している編集担当です。迷ったときに1記事で答えが出る形を心がけています。

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